新しいRNA-seqライブラリー調整法のご紹介
―――Vol.3 2018.2.01―――
<今回のお知らせ>
本年も便利で魅力的なエピジェネティクス研究ツールをご提供して参りますので、どうか変わらぬご愛顧を、よろしくお願いいたします。
- RNA-seqライブラリー調整法「CATS法」の原理
- 初回限定おためしキャンペーン
https://www.diagenode.com/jp/users/register
RNA-seqライブラリー調整法「CATS法」の原理:
微量RNAからRNA-seq解析を行うことは、プロトコールの効率の悪さや高コストといった問題から非常に困難です。しかし、分解を受けたサンプル、血しょう、または循環核酸から微量RNAの配列決定を行うことは、臨床研究および基礎研究の両方にとって重要です。
CATS(Capture and Amplification by Tailing and Switching)と呼ばれる新しい方法なら、面倒なアダプターライゲーションや無駄なRT-PCRステップを省くことで時間短縮だけでなく、ピコグラムオーダーのRNAからライブラリーを作成でき、さらに効率の良いプロトコールにより低コストで配列決定を行うことができます。
CATSとはどのように機能するのでしょうか?Illuminaのシークエンサーに必要なアダプター配列は、鋳型RNAの第1鎖合成中にcDNAの両端に付加されます。 これは、逆転写酵素を用いた一回のRT-PCR反応で起こり、 これにより、アダプターのライゲーション反応が不要になります。 より具体的には、改変されたプライマーとターミナルトランスフェラーゼおよびテンプレートスイッチング活性を持つ逆転写酵素が、第1鎖cDNA合成に必要です。 逆転写酵素がRNAの5 ‘末端に達すると、酵素のターミナルトランスフェラーゼ活性がcDNAの3’末端に幾つかのヌクレオチドを付加します。 既知のプライマーがこのヌクレオチド配列に結合し、ここで逆転写酵素が鋳型を切り換えてオリゴの末端まで伸長し、最終的にアダプター配列が付加された完全長ライブラリーができます。
CATSのプロトコールは、一回のRT-PCR反応でシークエンシングアダプターをcDNAに組み込むことにより、従来の逆転写方法よりもRNA-seqライブラリー作成がずっと効率的になります。 これにより、分解を受けたサンプル、希少サンプル、低インプットRNA量のサンプルからのシークエンシングが可能になります。
CATS RNA-seq Kitシリーズのテクニカル資料は、下記リンク先からダウンロードして頂くことができます。
https://www.diagenode.com/jp/categories/Library-preparation-for-RNA-seq#CATS
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