【FAQ】オルガノイドの固定化・クロスリンク
サンプル中のすべてのタンパク質はホルムアルデヒドと反応し、他の物質も反応します。マトリゲルなどもサンプルへのクロスリンク試薬の浸透に影響を与える可能性があります。固定前に細胞からマトリゲルを分離できない場合は、サンプル全体に試薬が十分に浸透できるように、固定時間を多少調整する必要があります。
また、オルガノイドの均質化について、固定化によりさらにホモジナイズしにくくなるため、より強い処理が必要になる場合があることに注意してください。このような場合、細胞の固定化プロトコールの代わりに組織の固定化プロトコールを代替手段として適用できるかもしれません。