【FAQ】細胞破砕時の溶解バッファーに含まれるSDS
SDSは細胞溶解のための膜破砕、タンパク質の可溶化、分解酵素の変性に役立ちます。
SDSを含むバッファーで直接細胞を溶解する1ステップ溶解と、非イオン性洗剤を含むバッファーで細胞膜を溶解した後、分離した核をSDSを含むバッファーで処理する2ステップ溶解が可能です。
二段階の溶解により、可溶性細胞質タンパク質の大部分を除去することができます。これにより、超音波処理の効率が向上し、バックグラウンドの減少やChIPアッセイの感度の向上が期待できます。
細胞数が少ない場合は1ステップ溶解で(詳しくはこちら:Chromatin EasyShear Kit – High SDS)、細胞数が多い場合、長時間固定化した細胞や「難しい」細胞は核分離を伴う2ステップ溶解が適しています(詳しくはこちら:Chromatin EasyShear Kit – Ultra Low SDS, Low SDS and for Plant)。