【FAQ】凍結細胞のCUT&Tag実験
一点言えることは、各サンプルタイプでまずテストされるべきであり、液体窒素による凍結保存が機能する可能性はあります。
しかし、液体窒素で急速凍結すると細胞が損傷を受ける可能性が高く、細胞の完全性(cell integrity, これはConAの結合と保持に影響する)及びクロマチン構造の両方が破壊される可能性があるため、保存液などを加えて-80℃のディープフリーザーなどで凍結保存を行うことを推奨します。
(参考URL: 冷凍細胞のシングルセルRNA-seqへの適用)
https://www.nature.com/articles/s41598-019-46932-z
一方、組織については、液体窒素による急速凍結を行い、実験時に解凍、続いて核分離を行った方が、より良好な結果が得られる可能性があります。この手順では、ATAC-seqワークフローを提供する組織抽出モジュールを試すことができます。
https://www.diagenode.com/jp/p/ATAC-seq-package-tissue-C01080006